BOP business

海外インターンをしたい方について

春の兆しが見えてきました。家の外の庭に、「自家製コンポスト」を秋から作っていたのですが、キツネに外枠を全部かじられ壊されて、結局「ごみ置き場」に変わっていたので、冬の低温でそこまで発酵しないことをいいことに放置していたら、そこから新しい芽…

やっぱり、どうしても、言いたい・・・ 技術偏重は心配だ・・・

昨日、自分の会社でBOPのセミナーを開催した。約2年ぶり。会場にいらしてくださった方々、本当に有難うございました。 昔に比べると自分たちの知識も経験もようやく少しマシになったな、という感じだけれど、特に経験値が増したのはよかった。 弊社のディレ…

お金の流れは急に変わる、やはり大から小への川の流れ

先日、ロンドンでBOP事業のための中間支援を行っているスタッフの人に色々話を聞いていたところ、彼女がため息をついた。「DFID(英国開発庁)もやっぱりお上が変わると変わるから…。キャメロン首相になってから、実はアフリカへ回るお金が、現在中東…

リバース・イノベーションというよりも・・・

BOP層の住む世界から、TOP(Top of the pyramid) 層の住む世界と行ったり来たりしてきて、本質的に何が異なるかをすごく考えるようになってきた。体や脳みそに与える影響を考えると、「情報量」という一言がいつも頭に浮かぶ。そして、「時間」。 「情報量」×…

読後会での深堀作業

遅くなってしまいましたが、色々な縁あって、読後会というものに出席しました(6月11日なので、1ヶ月前ですね…)そもそもの始まりは、林田全弘さんという(私はりんださんと呼んでます)方との出会いです。 2006年頃、オックスファムから出て今の会…

狭い道に群がる志のソーシャリストたちよ

久々にロンドンで3時間話し込むというすばらしい出会い。 IDE(International Development Enterprise:世界を変えるデザインの中に出てくる足踏みポンプの設計を行ったNGOです)のPaul Polak。かの有名な「Out of Poverty」の著者です。彼のフライト直前ま…

BOP Innovation Labの3カ月

もうすぐ3月が終わろうとしていて、この年に入ってからの猛烈な様々な動きを思い返すと、たった3カ月の動きとは思えないなあ、としみじみ思いました。 このブログも、そしてBOPイノベーションラボも、個人的趣味でやっておりまして、その一方で、仕事もそち…

投資銘柄にBOP銘柄 社会的投資について

BOPビジネスと関連銘柄という記事を発見し、面白く読みました。株式会社ティー・アイ・ダブリュの西村 尚純さんの解説です。 http://money.minkabu.jp/8186 http://money.minkabu.jp/8377モーニングスターに私も取材をいただきました。 http://www.morningst…

「ぼくは社会的起業って言葉に混乱してる・・・ ならうものでもない・・・ ビジネスプランなんて意味ない・・・ それよりもfind something in your lifeそれだけのことだろう」

この前までは今まで書いたものなど、outputを整理してきましたが、最近またinputが多くなってきている今日この頃です。(inputとoutputの入れ替わりで体内でフローしていく感じですね) 最近、アフリカだけに限らずアジア地域でも十分に活用されているSMSの…

BOPビジネスで活躍する人材とは・・・

最近、BOP分野で就職したい、BOP分野で活動するにはどうしたらよいか、という相談を受けることが多く、学生の方、社会人の方、両方にとって非常に興味深い問題なようなので、少し私の知っている範囲で書いてみたい。まず、学生の方から頂いた質問。 今日は学…

「商売」への問い (JICA 公開セミナーの感想から)

ようやく(私にとっての)大イベントであった、JICA公開セミナーが終わりました。とはいうものの、日本に帰国していない時期であったために、参加はならず。そこでオンラインでみなさんの感想を読ませていただいています。こういう時に、ネットワーキングは…

NHKに出演してきました  経済ワイドビジョンe BOPビジネス

さきほどこちらの番組でBOPビジネスについて語ってきました。http://www.nhk.or.jp/visione/archives/2009/0109/index.html 基本的に前半は「収益性を求める市場戦略」的な位置づけの入り方だったのですが、実は番組制作の段階からプロデューサーやディレク…

ネクストボリュームゾーン?

最近、日本に帰ってきて「ボリュームゾーン」という言葉をよく聞くので何かと思ったら、BOP層は将来のボリュームゾーンだという。 うーん、その「将来」はおそらく20年くらい先かもしれません。それでもボリュームゾーンというのであればいいと思いますが…

23日の会合のエッセンス

BOP関連については初心者で、「なんやねん」と思っていた友人からTwitterで連絡が。彼はもともと建築をやっていた人で、プロダクトデザインに関心がある。23日の会に来てくれていて、彼が言った言葉。「バングラデシュのタンクトップのおっちゃん…

成功と失敗の考え方

グランマさんのtwitterをみていたら、METI(経済産業省)/NRI(野村総研)さんが現在収集している事例とともに、成功と失敗事例についての記載あり。http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g91002a09j.pdf経済産業省さんの切り…

昨日いらした方々へのリンク

4コマ漫画の瀬川さん http://d.hatena.ne.jp/segawabiki/20091223/1261579225 面白いです!グランマ ツイッター http://twitter.com/Granma_Inc 本村くん http://www.granma-port.jp/blog/takuto_motomura/ 山本くん http://www.granma-port.jp/blog/naoki_y…

日本の「誇りの回復」 (日本出張中です)

BOP関連の動きの日本での状況にキャッチアップするため、(?)いや、仕事のため、日本に帰国しました。 勤めている会社でBOP市場に関する論文を出しました。内容としては、企業の狙いは多様でること、また多様な狙い(副産物)をきちんと獲得していくための…

社会貢献とCSRの違い、BOPビジネスの違い

BOP戦略フォーラムさんのBLOGで(最新バングラ情報が日本語で見れるすごいサイトです) http://bopstrategy.blogspot.com/2009/12/bopcsr.html CSRとBOPを混同しない、ということで記事がありました。 もしご関心があれば、ぜひ見てください。藤井さんのこと…

お知らせ

2つお知らせです。一時帰国しますので、その間にたくさんの方にお会いしようと思っています。いつもメールをくださる皆様やちょっとメールはためらうなあという方も、もし宜しければこれを機会にご連絡ください。 1.19日(土)英治出版でブッククラブを開…

一時帰国: カンファレンス第1報 写真を添えて

写真を取り込み終わったので、先日行ってきたBOP関連のプロダクトとビジネスに関する会議の内容についても皆さんにちょこちょことシェアしたいと思います。 (今は東京に一時帰国中ですが、すぐに帰ります!) 昨年からずっと行っている会議だったので、仲間…

最近の違和感

日本の方でBOPに関心を持つ方とお話しているとたいてい出てくるのがバングラデシュなのですが、なぜ、みなさんバングラなのでしょう・・・?(あと、インドも多いですね) やはり近いからでしょうか?(でも、フィリピンの方が近いですよ)グラミンやバング…

世界を変えるデザイン・・・やりがいのある仕事を。

以前、告知した本ですが、私は監訳だけの役割ですが、BOPビジネスや途上国のビジネスに関心がある方には、すごい面白い本なので、ぜひお手に取って見てください!http://www.eijipress.co.jp/blog/2009/11/02/4725/編集者の方と、この本について話した時…

BOPビジネスとは何なのか、という問い

月末にいろいろ立て込んでしまい、ばたばたしておりました。更新遅れました! (ブログを通じてメールをくださる方が増えており、すべての方にまだ返信できておりません。ごめんなさい!)そんな中、幾人かの方とお話していると(もちろんメールで、日本人の…

美化されるBOPビジネス・・・、甘い言葉に要注意

「開発(国際協力)」と「ビジネス」の組み合わせが今まであまりになかったものなので、期待が高まるのも当然なのだが、実はその過程は甘いものばかりではない。この「酸い」を知っての、語り口というのが重要だと思います。実は私が今一番懸念しているのが…

みなさんから色々おたより

先日、インドの迫力をいち早くお知らせしようと写真もアップしてみたら、いろんな方からご連絡いただきました。皆さん、読んでくださっていて、大変うれしいです。というか、そんなに皆さんが読んでくださっているとは思っていなかったので(笑)、身の引き…

インド農村の凄腕イノベーションとニーズはいっぱい

現在インドに来ています。先月の末に出たはずの(日本にいないのでいつ完全に出版されているか把握できていないのですが)「国際開発ジャーナル」9月号の私の記事でご紹介させていただいたDrishtee.comに来ています。農村発企業ということで、農村だけに完璧…

お知らせ: 10月に監訳書を出版いたします

現在、インドにおります。ナマスカール!いつもたくさんアイデアをいただいている英治出版さんから、 私が監訳にちょこっと参加させていただいた書籍を出版いたします。特に、製品・サービスを途上国に対して徹底的にローカライズした場合に起こる様々なアイ…

Eid Mubarak!  エマージングマーケット考

ラマダンが終わり、いろいろな方からEid Mubarak(ラマダン明けおめでとう)のメールが飛び交う時期。 ラマダンの終わる直前にイギリスに帰国し、現在はロンドン。 帰国途中で食中毒にかかるというアクシデントもありましたが、いろいろな意味で浄化されたの…

BOP事業の公募結果がでていましたね

経済産業省が8月31日〆切で公募をしていたそうですが、そちらの結果がでたそうです。 野村総研さんのホームページに掲載されていました。事業内容はこちら http://www.nri.co.jp/opinion/r_report/meti/090811.html 選考に残った企業はこちら http://www.nri…

カンボジから帰国 そしてBoPという言葉が本当に適切かを考える

カンボジアから帰国しました。今度じっくり書きますが、とパワフル集団(笑)と一緒にカンボジアに行ってきまして、彼らの脳みそのすごさと同時に、それ以上にパワフルなカンボジア農民のすごさをたたきつけられてきた。やはり、何度も思うのですが、BOPビジ…